韓国の世論調査会社「リアルメーター」は3日、文在寅大統領の支持率が初めて40%台を割り込み、37・4%になったと発表した。前週から6・4ポイントの急落で、政権発足後の最低値。秋美愛法相と尹錫悦検事総長の対立泥沼化が政権運営への強い逆風となっている。
不支持は5・1ポイント増の57・3%。秋氏が尹氏を職務停止したことを巡り、政権支持層の革新系の団体からも過剰な対応との指摘がある。
一方、秋氏は3日、強い捜査権を握る検察が歴代政権を標的とした捜査を手掛けて増長を続け「誰にも手が付けられない恐ろしい組織になってしまった」とフェイスブックに投稿。法相の職責を全うして検察改革を貫徹する必要があるとし、韓国メディアで浮上した自身の辞任説を一蹴した。
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法務省は4日に尹氏の懲戒委員会を開く予定だが、解任や免職の処分が出たとしても尹氏は異議申し立ての行政訴訟を起こせるため、法廷闘争を続けることができる。(共同)