Ｎ国党首が参院補選出馬へ議員辞職検討

ＮＨＫから国民を守る党の立花孝志党首【拡大】 　ＮＨＫから国民を守る党の立花孝志党首（５２）＝参院比例＝は８日、参院埼玉選挙区補欠選挙（１０日告示、２７日投開票）への立候補に向け、議員辞職を検討していることを明らかにした。国会内で記者団に「辞職する方向で調整していることは事実だ」と述べた。補選に立候補するかと問われ「もちろんだ」とも語った。　その後、インターネットに投稿した動画で「いったん国会議員を辞めます」と表明した。詳細は８日夕の記者会見で説明するとした。補選には前埼玉県知事の上田清司氏（７１）が出馬を表明している。　立花氏は今月４日の会見で、補選に候補者を擁立する方針を表明。２０１７年の衆院選で落選した豊田真由子元衆院議員を含む、意中の３人から選ぶとしていた。　元ＮＨＫ職員の立花氏は、受信料を支払った人だけがＮＨＫを視聴できる「スクランブル放送」化を主張。Ｎ国は７月の参院選比例で約９８万票を得て１議席を獲得し、立花氏が初当選した。　当選後、立花氏は世界の人口増に絡んで「虐殺」に言及。ネットに投稿した動画を巡って脅迫容疑で書類送検されるなど物議を醸してきた。　立花氏が辞職すれば、参院選比例のＮ国名簿で次点だった医師の浜田聡氏が繰り上げ当選となる見通しだ。