JR芸備線1年3カ月ぶり全線再開 西日本豪雨で橋崩落

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JR芸備線1年3カ月ぶり全線再開 西日本豪雨で橋崩落
全線での運転が再開され、JR広島駅を出発する芸備線の車両を見送る子供たち【拡大】  JR西日本は23日、昨年7月の西日本豪雨の影響で運休している広島市安佐北区の芸備線中三田-狩留家間の運転を再開した。芸備線は約1年3カ月ぶりに全線復旧した。豪雨で被災した鉄道の全路線は運休が解消され、平常運行に戻った。 芸備線は、西日本豪雨による増水で安佐北区の白木山-狩留家間の三篠川に架かる橋が流されるなどした。中三田-狩留家間が最後まで不通になり、バスによる代行輸送を続ける一方、新しい橋の設置工事を進めていた。 広島駅の芸備線のホームは早速、多くの通勤、通学客でにぎわった。三次駅から通勤で利用した女性(60)は「全線開通はうれしい。バスと比べて定期代も安くなるし、通勤時間も短くなる」と喜んだ。 広島駅では全線運転再開を記念して式典が行われ、松井一実広島市長が「住民の皆さんの基幹交通として、観光振興などの財産として、多くの方に利用してほしい」とあいさつ。松井市長らを乗せた臨時列車が地元小学校の児童らに見送られながらホームを出発した。
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