松本零士さん、トリノで救急搬送　「キャプテンハーロック」イベントで訪伊…集中治療室に入る

松本零士さん【拡大】 　イタリア北部トリノを訪問していた漫画家の松本零士さん（８１）が１５日夜（日本時間１６日未明）、突然具合が悪くなり病院に搬送された。現地の主要紙などは脳卒中の疑いがあり深刻な状況と報じたが、松本さんの事務所関係者は「検査の結果、異常は認められなかった」と説明。回復を待って帰国するという。　松本さんは代表作の一つ「宇宙海賊キャプテンハーロック」のアニメ放送がイタリアで始まって４０年になる記念イベントに出席するため、トリノを訪れていた。　１５日夜に「銀河鉄道９９９」の上映が予定されていた映画館に到着したが体調が悪くなり、スタッフに勧められてホテルに戻って休んでいた。その後、救急搬送されたという。　一方、松本さんの事務所は「検査の結果、異常は認められなかった。今は静養している」と明かした。また、現地の関係者によると、松本さんは集中治療室に入って眠っているが、脳卒中の可能性は低く、心臓にも問題はなかった。「ただ、大事をとって（イタリアでの）イベントの予定はキャンセルした」という。　松本さんの代表作にはほかにも「男おいどん」、テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ、「新竹取物語　１０００年女王」「戦場まんがシリーズ」などがある。妻は漫画家の牧美也子さん。