加山雄三「脳梗塞って消えるんですね」

脳梗塞から復帰し、全国ツアー公演を再開した加山雄三＝東京・渋谷のオーチャードホール【拡大】 　１１月８日に軽い脳梗塞を発症し、同１９日に退院した歌手で俳優、加山雄三（８２）が１４日、東京・渋谷のオーチャードホールで全国ツアー公演を再開した。　仕事復帰後、テレビ収録などで歌声を披露しているが、単独ステージは初。ファン２１５０人を前にした加山は「無事にやりすごしました。後遺症もなく、何でもなかったんですね。お騒がせして、申し訳ありませんでした」と療養を謝罪し、笑顔で復活をアピール。　「不思議ですね。脳梗塞って消えるんですね。なくなっちゃったんです。それって何なんだろう？」と語ると客席から「若大将だから！」と声が飛び、「ありがとうございます」とにっこり。「本当に皆さんのおかげ。皆さんが一生懸命応援してくれて、感謝の気持ちでいっぱいでございます」とステージに立つ喜びをかみしめた。　この日はステージ上にイスが用意され、一部は着席して歌ったが、療養前と変わらない張りの声で「蒼い星くず」や「君といつまでも」など２７曲を熱唱した。ツアーは２０１５年に一度勇退しているが、６月から４年ぶりに復活。療養のため、１１月１６日のさいたま公演は来年１月１５日、同２８日の札幌公演は同３月２４日に延期している。