軍出身の北朝鮮新外相「人民は総攻撃戦に立ち上がった」
軍出身の北朝鮮新外相「人民は総攻撃戦に立ち上がった」
北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、李善権・新外相が23日、旧正月を前に平壌駐在の外交団を招いた宴会で演説し「人民は難関を自力更生の力で正面突破するための総攻撃戦に立ち上がった」と述べ、北朝鮮の対外政策上の立場を表明したと伝えた。 演説の詳しい内容は不明。李善権氏は軍出身。金正恩朝鮮労働党委員長は昨年末の党の会議で自立経済建設により米主導の制裁に対抗、核戦力増強を続ける方針を表明しており、同様の強硬な立場を示した可能性がある。 北朝鮮では、朝鮮戦争(1950~53年)中に教育次官から軍総参謀長に転身し、休戦協定に調印後、外相を務めた南日氏の例があるが、本格的な外交経験がない軍出身の外相起用はきわめて異例だ。非核化を巡る対米交渉の行き詰まりを受けた人事とみられている。前任の李容浩氏の処遇は明らかになっていない。 北朝鮮は外交関係のある各国に外相交代を伝えていたが、北朝鮮メディアが李善権氏の外相としての活動を報じたのは今回の宴会が初めて。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 軍出身の北朝鮮新外相「人民は総攻撃戦に立ち上がった」