坂東玉三郎、丹後でつむいだ絆を例に自論を披露

坂東玉三郎、丹後でつむいだ絆を例に自論を披露
「坂東玉三郎京丹後特別舞踊公演」取材会【拡大】  歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎(69)が24日、京都市内で「丹後ちりめん創業300年記念 坂東玉三郎京丹後特別舞踊公演」(5月9、10日・京都府丹後文化会館)の取材会を行った。 当地での公演は5年目。「白生地の素晴らしいものに出会うことがなかなかなかった。5年前にここで作られていると知って感動。5年も続くとは思ってませんでした」という。 今回は「口上」と初演時の「羽衣」、玉三郎が初めて歌詞を作った「傾城雪吉原」を上演する。 「調べれば誰でもわかる有名な和歌や古典から“いただきもの”の寄せ集めですけどね」と謙遜しつつ、「踊り手として流れがわかってる。“最後は雪だけど、また春が来る”と終わらせてます」と工夫を凝らした。 昨年は丹後ちりめんで作った衣装で舞ったことを振り返り、「液晶画面の中ですべてが完結してしまう世の中で、江戸時代にできた芸能がこれからどうなるか想像もつかない。でも私は、直接会った中での話し合いからしか“もの”は生まれないと思うんです」と丹後でつむいだ絆を例に自論を披露。「ここと知り合いなら、後輩もちりめんに困らないし」と笑わせた。
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