新型肺炎、日本国内2例目…旅行中の中国人男性が都内で診察
新型肺炎、日本国内2例目…旅行中の中国人男性が都内で診察
厚生労働省は24日、日本に旅行で訪れた中国湖北省武漢市在住の40代男性が、新型コロナウイルスに感染し肺炎を発症したのを確認したと発表した。国内の確認は神奈川県在住の中国人男性に続き2例目。東京都内の医療機関に入院し容体は安定している。政府は同日、武漢市を含む湖北省の感染症危険情報をレベル3に引き上げ、渡航中止勧告を出した。4段階ある感染症危険情報で2番目に高いレベル3への引き上げは初めて。 春節(旧正月)の大型連休が24日に始まったなか、中国当局は死者が中国で26人、発症者は800人を超えたと公表。上海市の上海ディズニーランドは25日から閉鎖すると発表した。北京の故宮博物院なども相次いで閉館を決めた。 一方、世界保健機関(WHO)は緊急委員会を23日まで2日連続で開催。「現時点では時期尚早」として「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送った。中国以外の感染例が少ないことなどが理由。テドロスWHO事務局長は「中国内では間違いなく緊急事態だ」と警戒継続を各国に求めた。
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