佐藤浩市&渡辺謙が舞台あいさつで福島への思いを吐露

佐藤浩市&渡辺謙が舞台あいさつで福島への思いを吐露
映画「Fukushima50」のワールドプレミアに出席した前列左から佐藤浩市、渡辺謙=東京・丸の内【拡大】  俳優、佐藤浩市(59)と渡辺謙(60)が26日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われた3月6日公開の映画「Fukushima50(フィフティ)」(若松節朗監督)のワールドプレミアに出席した。 2011年の東日本大震災で津波に遭い、甚大な被害を受けた福島第1原発事故の裏で、事故防止のために戦った原発作業員50人を描いた作品。 この日のイベントは、NHK東京児童合唱団と東京フィルハーモニー交響楽団のオーケストラによる劇中曲の演奏で開幕。厳かな雰囲気の中、主演の佐藤や渡辺をはじめ吉岡秀隆(49)、緒形直人(52)、平田満(66)、萩原聖人(48)、佐野史郎(64)、安田成美(53)といった豪華キャスト陣が登壇した。 原発の最前線で作業を指揮する1・2号機の当直長・伊崎を演じた佐藤は「舞台袖で謙ちゃんと握手をしました。辛いシーンもありますが、エンディングまで観ていただければ必ず何か残ります」ときっぱり。震災当時、第1原発所長で13年に死去した吉田昌郎さんを演じた渡辺は「素晴らしい演奏を聴いて、ちょうど1年前の撮影を思い出しました」と万感の表情だった。 同作は世界73の国と地域での上映が決定。渡辺は「タイトルが英語表記なのは、福島から東京、そして全国を回って世界に届けるため。この男たちが世界を救ったかもしれないという思いを届けられれば」と熱弁。佐藤も「負の遺産を明日、未来への遺産に変えられるはずです」と熱い思いを打ち明けていた。
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