東京都の小池百合子知事が10日、都庁で会見。兵庫県の井戸敏三知事が、感染者が急増する東京について「諸悪の根源」と発言したことに言及した。 小池知事はこの日の会見で新型コロナウイルスの感染者が新たに243人報告されたと発表。都内の感染者数は緊急事態宣言解除以降、増加傾向が続いており、9日も224人の新たな感染者が報告されていた。 報道陣から井戸知事の発言について質問が及ぶと小池知事は口元を緩め、「ベテランの知事さんでいらっしゃる、先輩でございます」とコメント。続けて「さまざまなお声を頂戴しているわけでございますけれども、引き続き都民のみなさまには感染拡大の防止に向けたご協力をお願いしているところでございまして、発言を取り消されたということは賢明だったのではないかと思います」と述べた。 井戸知事は9日、神戸市で開かれた県の新型コロナウイルス対策本部会議で、東京について「諸悪の根源」と発言。会議後の会見で「決めつけるわけにはいかない」と発言を取り消し、東京でPCR検査数を増やした結果、軽症や無症状の患者が多く出ているとして「対応をしっかりしてほしいと意図して申し上げた」と釈明していた。
小池都知事、東京「諸悪の根源」発言に関する質問にニヤリ「取り消されたのは賢明」
小池都知事、東京「諸悪の根源」発言に関する質問にニヤリ「取り消されたのは賢明」
定例会見に臨む東京都の小池百合子知事=東京都新宿区(撮影・松井英幸)【拡大】
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