香港、民主派活動家の周庭氏逮捕 国家安全維持法違反の疑い

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香港、民主派活動家の周庭氏逮捕 国家安全維持法違反の疑い
民主派活動家の周庭氏(ロイター=共同)【拡大】

 香港警察は10日、2014年の大規模民主化デモ「雨傘運動」を率いた学生団体の元幹部で、同運動を通じて「民主の女神」と呼ばれた民主派活動家の周庭氏を、香港国家安全維持法(国安法)違反(国家分裂扇動罪)の疑いで逮捕した。関係者が明らかにした。 香港メディアによると、中国に批判的な香港紙、蘋果日報などのメディアグループ創始者で、民主派の黎智英氏も国安法違反の疑いで10日に逮捕された。同法違反容疑でのメディア関係者の逮捕は初めて。周氏と黎氏の逮捕容疑は関係があるという。香港民主派に対し国安法を使った弾圧が本格化した。 ポンペオ米国務長官は10日、黎氏の逮捕を「深く憂慮している」とツイッターで表明。「中国共産党が香港の自由と人権を侵害しているさらなる証拠だ」と批判した。 香港警察は、23~72歳の香港人男女10人を逮捕したと発表。国安法違反は男女6人で、残りは詐欺共謀などの疑い。国安法違反の容疑は、外国勢力と結託して国家の安全に危害を与える罪などを犯した疑い。外国や国際組織に香港への制裁や香港封鎖を求める宣伝などを行ったという。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 香港、民主派活動家の周庭氏逮捕 国家安全維持法違反の疑い