ベラルーシ反体制派が出国 大統領選後、チハノフスカヤ氏ら国外退去か

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ベラルーシ反体制派が出国 大統領選後、チハノフスカヤ氏ら国外退去か
チハノフスカヤ氏(タス=共同)【拡大】

 9日のベラルーシ大統領選で当選したルカシェンコ大統領の長期政権を批判し、2位だったチハノフスカヤ氏は11日、国外に出国したと映像メッセージで明らかにした。同氏の陣営によると、ベラルーシ当局に出国させられたといい、事実上の国外退去の可能性がある。 リトアニアのリンケビチュウス外相によると、チハノフスカヤ氏はベラルーシで約7時間拘束された後にリトアニアに入国した。10日に選挙結果への異議申し立てでベラルーシ中央選管を訪れた後、消息不明となっていた。 ベラルーシ国内では、約8割の得票でルカシェンコ氏が6選を果たした選挙は不正だったと抗議するデモが全土で2日連続で発生。内務省によると、9日夜は約3000人、10日夜は約2000人が拘束された。 チハノフスカヤ氏は映像メッセージで「重い決断をした。子どもが最も重要だ」と語った。同氏は選挙期間中、安全確保のため欧州に子ども2人を避難させていた。 また支持者に向けたメッセージで「血や暴力を望まない」と語り、法律を守り、警察と対立したり広場に出たりしないよう呼び掛けた。しかし同氏陣営はベラルーシ当局の圧力を受ける中で撮影された可能性を指摘した。(共同)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) ベラルーシ反体制派が出国 大統領選後、チハノフスカヤ氏ら国外退去か