新型コロナ感染者、世界で２０００万人超える　４０日余りで１０００万人増

　米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が１１日、世界全体で２０００万人を超えた。１０００万人を上回ったのは最初の感染例が世界保健機関（ＷＨＯ）に報告された約半年後だったが、今回は４０日余りで１０００万人増加した。今月に入っても４日で１００万人増の過去最悪ペースが続いている。死者は７３万人に達した。　米大陸での被害が依然深刻で、米国ではサマーキャンプで集団感染が相次ぎ、子どもの感染者が急増。世界各国で夏休み明けの学校再開を懸念する声が高まっている。ＷＨＯのテドロス事務局長は１０日の記者会見で、パンデミック（世界的大流行）に対処するのに「遅過ぎるということは決してない」と強調、引き続きウイルス抑え込みに取り組むよう各国に呼び掛けた。　新型コロナの感染者は、国別では世界最多の米国が５０９万人を超え突出している。次ぐブラジルが３０５万人を上回っており、３番目に多いインドは約２２０万人。３０万人を超えているのは１２カ国に上っている。（共同）