大阪で１０２人感染　７０～９０代３割超、重症増加

　大阪府は１１日、新たに１０２人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち７０代以上が３割強を占めた。複数の高齢者施設でクラスター（感染者集団）が発生しており、重症患者も１０日より８人増えて４９人になった。入院中の６０代男性が死亡したことも明らかにした。　１０２人の内訳は、１０歳未満が１人、１０～３０代が３８人、４０～６０代が２８人、７０～９０代が３５人。７月下旬以降、八尾市や池田市、大阪市などの高齢者施設で感染者の発生が続いている。感染状況を判断する独自基準「大阪モデル」で監視している重症病床の使用率は２６・１％に上昇した。　感染疑いの人に対する検査は１６６９件実施され、陽性率は６・１％。府内の感染者は５９９４人になった。