レバノン内閣総辞職 爆発の背景に「腐敗」

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レバノン内閣総辞職 爆発の背景に「腐敗」
 レバノンのディアブ首相は10日、首都ベイルートの大規模爆発をきっかけとする混乱を受け、テレビ演説で内閣総辞職を表明した。ディアブ氏は、爆発の背景に「国家の腐敗」が存在するとの認識を示した。 アウン大統領はディアブ氏に、新内閣の発足まで暫定政権を維持するよう求め、各宗派・政治勢力は11日、新政権発足へ調整に乗り出した。 ベイルートでは爆発後に既成政治の一掃を求める反政府デモが拡大している。だが宗派間合意を重視するレバノンで、デモ側の要求に応えるのは困難で、組閣が難航し政治空白が長引く可能性が高い。4日に起きた爆発では170人以上が死亡したと伝えられ、約30万人が住居を追われたが、政治の停滞で復興が遠のく恐れもある。 国連のグテレス事務総長は10日「調査で爆発原因を突き止め、説明責任を果たすことが重要だ」と訴えた。 ディアブ政権は大規模デモで退陣したハリリ前首相の後を継ぎ、今年1月に発足。ディアブ氏は10日の演説で「全力を尽くした」と語る一方「多くの腐敗を目にした」と述べ、既存の政治家らを批判した。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) レバノン内閣総辞職 爆発の背景に「腐敗」