一力八段が碁聖奪取 初の七大タイトル/囲碁

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一力八段が碁聖奪取 初の七大タイトル/囲碁
一力遼新碁聖【拡大】

 囲碁の羽根直樹碁聖(44)に一力遼八段(23)が挑戦していた第45期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第3局は14日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、午後6時44分、160手で一力八段が白番中押し勝ちし、3連勝で初の碁聖を奪取した。一力新碁聖の七大タイトル獲得は初めて。 一力新碁聖は仙台市出身。5歳のころ囲碁を始め、2010年、13歳でプロ入りした。14年に若手の国際棋戦、第1回グロービス杯世界囲碁U-20で優勝。正確な読みを武器に戦いで強さを発揮する。プロ活動の一方で早稲田大に通い、今年卒業。4月に河北新報社の記者となった。 最終局となった第3局は一力新碁聖が手厚く打ち回し、押し切った。七大タイトル挑戦は、今回が6度目だった。 持ち時間各4時間のうち、残りは一力新碁聖2分、羽根前碁聖は1分。一力遼新碁聖の話「(今日の対局は)最終盤で優勢を意識した。七大タイトルへの挑戦は6度目で、最近は囲碁界でも将棋界でも年下の棋士がタイトルを取っていたので、この碁聖戦という舞台で結果を出せてほっとしている」羽根直樹前碁聖の話「本局は気が付いた時は苦しい形勢になっていた。(シリーズを通して)今の力は出し切れたが、それでも及ばなかった」

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 一力八段が碁聖奪取 初の七大タイトル/囲碁