携帯乗り換え、ネット利用で手数料ゼロに 総務省、指針改定へ

携帯乗り換え、ネット利用で手数料ゼロに 総務省、指針改定へ
 総務省は27日、電話番号を変えずに別の携帯電話会社に乗り換える「番号ポータビリティー(持ち運び)制度」の利用手数料について、現在の3000円(税別)からインターネット手続きの場合は無料にする方針を決めた。店頭や電話での手続きは1000円以下とする。乗り換えをしやすくすることで事業者間の競争を促し、高止まりする携帯料金の値下げを図る。 27日の有識者会議で制度の見直しに向けた報告書の骨子案を提示し、大筋で了承された。事業者が乗り換えを申し出た顧客にポイントを付与するなどの過度な引き留め行為を禁止することも盛り込んだ。9月の会議で報告書案をまとめ、秋にも正式決定した上で、早ければ年内に実施に必要な指針改定を行う方針だ。 ただ携帯会社の乗り換えには煩雑な手続きもハードルとなっており、手数料の見直しが、利用者の強い後押しとなるかどうかは未知数だ。総務省は事業者の過度な引き留めを禁止するとともに、店員と対面せずに済むネット手続きも拡大させたい考え。現在は夜間の受け付けを停止している事業者もあるが、終日受け付けで手続きが24時間可能になるよう促す。 店頭や電話での手続きは、高齢者を中心に一定のニーズが見込まれ、人件費などのコストもかかるため無料化は求めないものの、現在の3000円は過剰と判断し、1000円以下が適当とした。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 携帯乗り換え、ネット利用で手数料ゼロに 総務省、指針改定へ