今年で4回目を迎える大阪の秋の一大イベント「大阪文化芸術フェス2020」の幕開けを飾る「歌舞伎特別公演」が11日、大阪市中央区のクールジャパンパーク大阪TTホールで開催された。
大阪での本格的な歌舞伎公演は1月以来。新型コロナウイルス感染防止のため、座席は1席間隔で最前列は使用せず、入場時の検温、マスク着用などの対策が取られた。
開演前には中村鴈治郎(61)の声で「出演者をはじめ、ご来場くださいました皆さまも今日という日を心待ちにしておられたと存じます。『おもろかった!』『久しぶりの歌舞伎、えーわー!』と思っていただけるよう、全身全霊を込めて厳しい残暑も吹き飛ばす舞台を勤めさせていただきます」とアナウンス。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
第一部前半は市川右團次(56)、尾上右近(28)、市川九團次(48)が「茶壺」を熱演すれば、後半では鴈治郎と中村壱太郎(30)の親子が「京人形」を披露した。
午後は「身替座禅」にTBS系ドラマ「半沢直樹」で人気の片岡愛之助(48)が。夜は「戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」で右團次が石川五右衛門、長男の市川右近(10)は女形を演じる。13日まで。