菅義偉首相は23日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話会談した。来年夏の東京五輪・パラリンピックの成功に向け緊密に協力していくことを確認した。バッハ氏は近く来日する意向を示し、2人で世界各国のアスリートらにメッセージを発出することで一致した。首相就任後、両氏が電話協議するのは初めて。
会談は約15分間。首相は「安心・安全な大会開催を目指し、引き続き協力したい」と述べた。大会開催へ、東京都や大会組織委員会と新型コロナウイルス対策を検討する調整会議を発足させたことも説明した。バッハ氏から首相就任の祝いの言葉もあった。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
同席した橋本聖子五輪相は「大会の開催と成功に向けての話し合いだった」と記者団に語った。
これに先立ち、首相は東京都の小池百合子知事と会談し、大会を実現していく考えで合意した。小池氏は会談後の取材に「意見の一致」を繰り返し、ささやかれる不仲説からの「雪解け」をアピールした。