中国メディアによると、広東省東莞市にある中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の大型施設で25日午後、大規模な火災が発生した。消防が出動し、ほぼ鎮火した。消防当局によると、死傷者は確認されていない。同社のスマートフォン事業などへの影響が懸念されている。
施設は数階建てのビルの大きさで、黒煙が強い勢いで上がった。東莞市の消防当局によると、施設はまだ正式稼働していなかった。中国メディアは、現場一帯はファーウェイが携帯電話や部品などの研究開発、生産のために整備したエリアだと報じた。
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消防当局によると、通報があったのは午後3時(日本時間同4時)すぎで、防音用の綿素材が燃えたという。
ファーウェイはトランプ米政権の制裁強化で、スマートフォンの生産に必要な半導体などの調達が難しくなっている。今回の火災で自前の開発や生産計画に支障が出れば、さらなる打撃となる可能性もある。(共同)