歌手、加藤登紀子(76)の次女で歌手、Yae(44)が29日、東京都内でデビュー20周年記念アルバム「On The Border」(10月7日発売)の記者発表会を行った。
同作をプロデュースした加藤も同席。アルバムは世界中で歌い継がれてきた音楽を中心に自作曲「On The Border」「Smile」と加藤の楽曲「未来への詩」の13曲入りで、Yaeは「今の時代を見渡してみると世界中が分断してしまっている。境界線の上にみんなが立つと争いや傷つけ合うこともなくなるんじゃないかと。先人たちが平和を願って歌ってきた歌を心から歌いたいなと思いました」と制作意図を説明した。
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母親のプロデュースについては「こんなにボーカルディレクションをもらってレコーディングしたのは初めて。大変な部分もあったけれど、親子としていい時間が過ごせた」と振り返り、「加藤は母でもあるけれど、親子というより真のアーティストで伝道師。何かを伝えようとしている人だと思った」とたたえた。
一方の加藤は「私はシンガー・ソングライターとして新しい曲を歌いながら、シャンソンや世界中のいろんな曲に支えられてきた。歌探しの仕方が似ていると思う。やっぱり親子なのかな」としみじみ。「この時代に生き抜くという祈りのアルバムに仕上がっていると思う」とアピールした。
この日、Yaeはタイトル曲や「懐かし友よ(蛍の光)」など4曲を熱唱。11月10日には東京・渋谷の伝承ホールでデビュー20周年記念公演を行う。