10月31日打ち上げ予定の米スペースXの新型宇宙船クルードラゴンで国際宇宙ステーションに向かう飛行士の野口聡一さん(55)が29日、米航空宇宙局(NASA)によるオンラインの記者会見に参加し「準備万端だ。宇宙での日々を楽しく過ごし、笑顔で戻りたい」と抱負を述べた。
民間による宇宙船の本格運用1号機。野口さんは3回目となる宇宙飛行に向け、初めて企業主導の訓練を受け「効果的だった」と印象を語った。
野口さんがステーションを訪れるのは10年ぶり。科学実験では「10年前にはなかったバイオテクノロジーや遺伝子工学の実験をしたり、たくさんの超小型衛星を放出したりする」と述べ、新たな挑戦に意欲を示した。
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共に乗り組むNASAの飛行士は男性2人、女性1人。NASAによると、宇宙船は米フロリダ州のケネディ宇宙センターから10月31日未明に打ち上げられ、約1日後にステーションにドッキング。4人は半年間ステーションに滞在する。