お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(55)が、日本大芸術学部に裏口入学したとする週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社に約3300万円の損害賠償などを求めた訴訟で、太田本人が1日、東京地裁に出廷し、裏口入学について「ないです」と否定した。結審し、判決は12月21日。
問題となったのは、2018年8月16・23日夏季特大号の「爆笑問題『太田光』を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題した記事。
この中で、入試直前に日本大の教員から「個別指導」を受けたと指摘されたことに、太田は「驚きとしかいいようがない」と述べた。一方、新潮社側から「父親が裏口入学に関与した可能性があるのでは」と問われると、既に他界していることから「それは分からない」とも話した。
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グレーのスーツにネクタイ姿の太田は傍聴席を向き、テレビ出演時のように、両手の人さし指を突き出すポーズを取る場面もあった。
最後に裁判長から発言を求められ「ひきょうな手を使って入学したと言われたらイメージダウンだ。怒りを覚える」と語った。
当時、取材に関わった新潮社の記者も証人として出廷し、記事内容に問題はないとの見解を示した。新潮社側は請求棄却を求めている。