人間国宝の歌舞伎俳優、尾上菊五郎(78)が4日、東京・隼町の国立劇場で初日を迎えた「10月歌舞伎公演」(27日まで)に出演した。
第2部「新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)-魚屋宗五郎-」で宗五郎を演じ、花道に登場すると客席は大興奮。丁稚の与吉に扮した孫の尾上丑之助(6)は「酒が好きだから酒屋に奉公しているんだ」など堂々のせりふを披露し、祖父に負けない拍手を浴びていた。
コロナ禍で7カ月ぶりの歌舞伎となった菊五郎は「こんなことは初めての経験ですよ。『そんなこと関係なく飲み歩いておりました!』と言いたいところですが、完全に大人しくしておりました」とコメントを寄せた。
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