ミヂカを不正作成、利用か　ゆうちょ銀発表、悪用に新たな手口

　ゆうちょ銀行は６日、同行が発行するプリペイド機能付きデビットカード「ｍｉｊｉｃａ（ミヂカ）」が不正に作成され、利用された疑いがある事例を３件確認したと発表した。９月に公表した送金機能の悪用による貯金の不正引き出しとは異なる手口。うち２件は電子商取引（ＥＣ）サイトで計１６万１７６円が決済されていた。が決済されていた。
　ミヂカ作成には、ゆうちょ銀の口座を持っている必要がある。何者かが既存の口座情報を不正に取得した上でミヂカを申し込み、カードが口座登録の住所に届く前にＥＣサイトで不正利用したとみられる。カードは通常、申し込みから６日前後で届くという。

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　ミヂカを申し込み後から専用のウェブサイト上でカードの下４桁の番号と有効期限を確認できることが悪用された。残りのカード番号が何らかの方法で特定されれば不正利用される恐れがある。
　ミヂカを巡っては専用サイトが不正アクセスを受け、１４２２人の個人情報が盗まれた恐れがある。東京都内で６日夜に記者会見した田中隆幸常務執行役は「断定的には言えないが、おそらく別だ」と述べ、関連性は低いとの認識を示した。