9日に開幕する将棋の第33期竜王戦七番勝負第1局の前日検分が8日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー東急ホテル」内の能楽堂で行われ、初防衛に臨む豊島将之竜王(30)=叡王=と、挑戦者の羽生善治九段(50)が対局場を入念にチェックした。
その後の前夜祭では、前人未到の獲得タイトル通算100期を目指す羽生九段が「いま持っている力を出し切って、悔いの残らないシリーズにしたい」と決意表明。豊島竜王は「注目されるシリーズにふさわしい将棋を指したい」と誓った。
羽生九段は2018年に27年ぶりの無冠となり、タイトル戦登場は約2年ぶり。豊島竜王も8月に名人を失冠したが、両者は現在出場する王将戦挑戦者決定リーグ戦では、ともに藤井聡太二冠(18)=棋聖・王位=を破るなど復調。注目の第1局は9、10日に指される。
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