米フォーエバー21が破産申請 通販との競争激化
米フォーエバー21が破産申請 通販との競争激化
低価格衣料品店を展開する米フォーエバー21は29日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請したと発表した。日本やカナダから撤退するほか、欧州にあるほとんどの店舗を閉鎖して収益性を高め、米国を中心に再出発を図る。 ショッピングモールに積極的に出店してきたが、インターネット通販の利用拡大の影響で客足が鈍っていた。賃料が高い大都市で大規模店を展開していることも、資金繰りの悪化につながった。米紙ニューヨーク・タイムズによると、店舗閉鎖は最大350店に上るという。米国ではネット通販を続ける。 フォーエバー21は1984年、米ロサンゼルスで創業。欧米や日本などに約800店がある。 同社の日本法人は25日、国内の全14店舗を10月末で閉鎖し、日本事業から撤退すると発表していた。オンラインストアも閉鎖する。店舗は北海道、宮城、東京、埼玉、神奈川、京都、大阪、兵庫、広島、福岡、沖縄の11都道府県で展開している。(共同)
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