芸術団体への支援事業として、2020年度の第2次補正予算で560億円が確保され、9月末で応募がいったん締め切られた。文化庁によると約5万4000件の申請のうち今月9日までに採択されたのは約1万8000件。6割以上の申請者には補助金が届いていない。
要望書の提出後、各団体の関係者が衆院議員会館で記者会見し「SAVE the CINEMAプロジェクト」の馬奈木厳太郎弁護士は「新たなイベントやプロジェクトが対象なので、ライブハウスやミニシアターが活用できない」と指摘。あくまで活動経費への「補助」のため、日本劇作家協会の瀬戸山美咲さんは「自己資金がないフリーランスにはハードルが高く、本当に困っている人に届かない」と訴えた。
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要望書では、申請の簡略化や再申請の受け入れを求めている。