郵政社長「深く反省」 調査せずNHK抗議を謝罪
郵政社長「深く反省」 調査せずNHK抗議を謝罪
日本郵政の長門正貢社長は30日、かんぽ生命保険の不正販売問題を報じた番組を巡り、日本郵政グループがNHKとNHK経営委員会に抗議した問題で、社内調査などを実施せずに抗議したグループの対応を「深く反省する」と謝罪した。番組は「今となっては全くその通り。きちんと対応しないといけないと痛切に感じた」と述べた。 郵政グループから抗議を受けたNHK経営委は、上田良一NHK会長を異例の厳重注意とした。その後、日本郵政の鈴木康雄上級副社長が、経営委宛てに対応を感謝する文書を送っていたことも判明した。 長門氏は30日の記者会見で、番組放送後、日本郵政、かんぽ生命、日本郵便の3社長の連名で番組や取材方法に抗議する手紙を送ったと説明。当時を振り返り「グループ企業が悪の権化のように言われるのはどうかとなって抗議した。プレッシャーを与えたつもりはなかった」と語った。
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