お笑いコンビ、さまぁ~ずが、21日に単独ライブDVD「さまぁ~ずライブ12」(ポニーキャニオン)を発売する。8本のレギュラーを持つ売れっ子だが、デビュー以来32年間、生の舞台コントにこだわってきた最新作品集で、コロナ禍直前の3月に開催した東京芸術劇場公演を収録。本紙の取材に「ライブが中止になっていたら全てお蔵入りだった」と言い切る貴重なネタの数々をアピールした2人は、コロナ禍の笑いに対する思いも打ち明けた。
18日夜、2人は東京都内の劇場で30人の観客を前に即興コントも含めたトークライブ「さまぁ~ず東京」を開催。新型コロナウイルスの影響で、生のステージは実に7カ月ぶりだった。
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公演後、取材に応じたツッコミ担当の三村マサカズ(53)は「ライブに飢えてましたね。30人でも、かなりテンションが上がった」と生き生きした笑顔。ボケ担当の大竹一樹(52)も「観客がいないと笑いの正解が分からないから。俺たち、やっぱりコントが好きなんだな」とうなずいた。
7カ月前のステージが今回DVDに収録された3月20~24日の東京芸術劇場での単独ライブ。コロナ対策を施した上で830人を前に笑いを取ったが、翌25日に小池百合子都知事が不要不急の外出自粛を要請し、世の中の全てが止まった。大竹は「中止も覚悟していたし、やっていなかったら新作ネタは全て捨てていましたね」と振り返る。
デビュー以来コントにこだわり、単独ライブはさまぁ~ずに改名した2000年から数えて12回目。バカルディ時代を含めると30回を超える。今秋レギュラー番組8本を抱える大ベテランだが、「僕たちの原点だし、好きだからやれる」と大竹。面白さの追究にゴールはない。
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