防衛相「日本守る自覚を」　中国軍拡大受け隊員に訓示

　岸信夫防衛相は２１日、航空自衛隊那覇基地（那覇市）で陸海空３自衛隊部隊の隊員約１１０人を前に訓示した。日本周辺での中国による軍事活動が活発になり拡大していると指摘し「日本の平和と安全は自らの双肩にかかっていると自覚してほしい」と述べ、隊員に任務に精励するように求めた。安全保障環境が「極めて速いスピードで変化している」と懸念も示した。
　中国による最近の軍事活動として（１）今年４月、沖縄本島－宮古島を航行する空母からの艦載戦闘機発着艦（２）６月、鹿児島県・奄美大島近くの接続水域での潜水艦潜航－を挙げた。

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　中国軍機への空自戦闘機の緊急発進（スクランブル）が非常に多い現状に触れた上で「不測の事態に備えた隙のない態勢維持に万全の策を尽くしてもらっている」とねぎらった。