７月１８日に死去した俳優、三浦春馬さん（享年３０）のお別れの会が来年に延期されることが２８日、分かった。当初は年内を予定していたが、この日、所属事務所のアミューズが新型コロナウイルスの感染拡大の状況や三浦さんの出演作品などを考慮して判断したと発表。時期は三浦さんの一周忌で東京五輪開幕に当たる来年７月を目安に実施するとしている。
今月６日に死去前日まで撮影していたＴＢＳ系「おカネの切れ目が恋のはじまり」の最終回が放送され、今もなお、多くのファンの中で輝き続ける三浦さん。“再会時期”が、一周忌を迎える東京五輪イヤーの来年７月に再設定された。
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アミューズはこの日、公式サイトで年内に予定されていたお別れの会を来年に延期すると発表。「新型コロナウイルスの感染状況や、会場の問題など、さまざまな事情を考慮しつつ、あらゆる可能性を模索して参りました」と実施に向けて尽力してきた経緯を説明。
続けて「ファンの皆様からはコロナ禍での実施を心配されるお声、開催時期に関しての様々なご意見を日々多数お寄せいただいております」とファンの胸の内を常に感じてきたことも明かした。
お別れの会は当初、四十九日を迎えた９月４日にアミューズが公式サイトで年内に開催する方向で準備を進めていることを公表していた。一転、翌年に延期された理由について「三浦春馬が取り組んだ作品とその想いを皆様にお届けしたのち、２０２１年の７月を目安に実施させていただく予定」としている。
三浦さんの出演作としては、今月２７日にブロードウェーミュージカル「キンキーブーツ」の特別映像がＹｏｕＴｕｂｅにアップされたほか、１２月１１日に最後の主演映画「天外者（てんがらもん）」が公開。
来年も、３月１２日に映画「ブレイブ－群青戦記－」、今年８月に放送されたＮＨＫ特集ドラマ「太陽の子」の映画版も公開（時期未定）が決まるなど話題作が控える。生前の熱演の数々を全てファンに感じてもらった上で、故人を改めて天国へ送ることになる。
年内には、困難に立ち向かう人々への寄付や支援を目的とした「三浦春馬基金（仮称）」が設立予定だ。サイトではファンに向けて、「今後の公開作品につきましても、より多くの方々に愛していただけるものになるよう、引き続き丁寧にお届けして参ります」と呼びかけている。