90歳の犬塚弘、俳優卒業宣言「頭も口も大丈夫だけど下半身が駄目」
90歳の犬塚弘、俳優卒業宣言「頭も口も大丈夫だけど下半身が駄目」
相模湾を見下ろす高台にある自宅で「俳優はやめたよ」と晴れやかに宣言した犬塚=静岡・熱海市【拡大】 昭和の日本を元気づけたハナ肇とクレージーキャッツの最後の生き残りで、味のある脇役として活躍した犬塚弘(90)が、盟友・大林宣彦監督(81)の新作映画出演を最後に俳優から引退することが1日、分かった。犬塚はこの日、静岡・熱海市の自宅でサンケイスポーツの取材に「俳優はもうやめた」と明るく“ハイこれまでョ!”宣言。90歳の卒寿を機に役者を卒業する。 「スーダラ節」や「ハイそれまでョ」など大ヒット曲を出したクレージー。メンバー7人の中でベースを担当する一方、ひょうひょうとした演技で活躍してきた90歳の名脇役が決断した。 「頭も口も大丈夫だけど、下半身が駄目。俳優はやめた」 8年前に唯一の肉親だった妻、幸子さんと移り住んだ熱海市のシニア向けマンションで1日、穏やかな笑顔で語り始めた。病弱だった愛妻は4年前、84歳で死去。現在は1人暮らしだ。 犬塚は9月30日、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の再発のため、2週間ほど入院した同市内の病院を退院したばかり。「もう90歳だし、腰から下が思うように動かなくてね」と俳優を続けることを断念したという。 とはいえ、悲壮感はまったくない。「1日3食のケア付きマンションだし、近くに住む70歳のレストラン経営者とか親友も2人できた。一緒に舞台で全国を回った後輩たちもたまに遊びに来てくれる。ラグビー日本代表もテレビで応援したり、毎日楽しく過ごしています」と顔がほころんだ。 【続きを読む】
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