東京地裁で最も広い102号法廷。午前10時前に傍聴人が入廷すると、既に着席していた案里議員は傍聴席に目をやり、気にするそぶりを見せた。ダークスーツ姿で、前回の公判に引き続き、胸には議員バッジを着けていた。
案里議員は8月の初公判で、衆院議員の夫、克行元法相と並んで証言台に立ち「共謀したことはありません」と主張。克行元法相の審理は途中で分離され、1人での審理が続いた。
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これまでの法廷ではうつむいていることが多かったが、笑い声を上げて注意されたり、突然号泣したりする場面もあった。「票の取りまとめや投票依頼だと感じた」などと案里議員に不利な証言をする地元議員らの言葉には、淡々と聞き入った。