オバマ前米大統領は17日に出版した回顧録「約束の地」で、2009年の大統領就任後、初めて訪日した際に会談した鳩山由紀夫元首相について「感じは良いが、やりにくい」と振り返った。「3年未満で4人目の首相だった。日本を悩ませていた硬直化し、目的を失って漂流した政治の症状」と指摘した。
今年の大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領に関しては「時々失言するが強みに比べたらささいなことだ」と強調。上院で外交、司法両委員長を務めた経歴に加え「何よりも思いやりがある」とたたえた。
08年の大統領選で自身の副大統領候補になるよう打診した際「当初はナンバー2になることへの抵抗感があった」と打ち明けた。
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儀礼的な代役の立場ではなくパートナーを求めていると説得すると、バイデン氏は「もし私を選ぶなら、最良の意見と率直な助言を与えられるような立場がほしい。重要な決断の際には最後に部屋に残って相談する人物になりたい」と応じた。オバマ氏は、これを受け入れたと強調した。(共同)