囲碁の第15回広島アルミ杯・若鯉戦は22日、広島市で本戦トーナメントの決勝が打たれ、藤沢里菜女流名人(22)が孫●(=吉を2つヨコに並べる)七段(24)を破り、初優勝した。日本棋院によると、男女混合で争う公式戦で、女性が優勝するのは初めて。
若鯉戦は、2020年4月1日時点で30歳以下かつ七段以下の棋士が出場する。06年の第1回若鯉戦は、女性の謝依旻六段(31)が制したが、当時は非公式戦だった。年齢制限などがなく、全棋士に参加資格がある公式戦では昨年、上野愛咲美女流本因坊(19)が第28期竜星戦で準優勝した。
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332手で白番半目勝ちした藤沢女流名人は「(女性初の優勝は)信じられない気持ちです。本当に光栄に思います」と話した。
藤沢女流名人は埼玉県出身。10年、当時の最年少記録となる11歳6カ月でプロ入りした。師匠は、祖父の故藤沢秀行名誉棋聖。