大阪で最多の４９０人コロナ感染　４日連続更新、東京上回る

　大阪府は２２日、府内で１日当たり最も多い４９０人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。４００人超えは２日連続で、最多更新も４日連続となった。この日発表の感染者数では東京都を上回っており、全国最多とみられる。　府によると、検査陽性率は１８・９％で、２１日の１１・２％から大幅に上昇した。感染経路不明は７６・３％に当たる３７４人。重症者は新たに４人判明し、治療中は計９１人とこれまでで最も多い。重症者用ベッドの使用率は４４・２％となった。　大阪市の高齢者施設で２２日までに利用者ら計１０人の感染が確認され、クラスター（感染者集団）と判断された。

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　府が１８日に示した感染拡大シミュレーションでは、前週比１・５倍のペースで増え続けると、１２月上旬には最大確保病床数を上回るとしている。２２日現在では約１・４倍。吉村洋文知事は重症者用の病床使用率が５０％に達した場合、飲食店などに休業や時短営業を要請する方針を示している。
　府は２１日、独自基準「大阪モデル」に基づく警戒レベルを、医療崩壊の危険を示す赤信号の一歩手前である「黄信号第２段階」へ引き上げ。１２月５日まで飲み会や宴会は４人以下、２時間以内とするよう呼び掛けた。重症化リスクの高い高齢者らには不要不急の外出を控えるよう要請している。