新宿駅で死亡の男性はブラインドサッカー元日本代表の石井宏幸氏 競技普及に尽力、ホーム転落事故防ぐ啓発活動も
新宿駅で死亡の男性はブラインドサッカー元日本代表の石井宏幸氏 競技普及に尽力、ホーム転落事故防ぐ啓発活動も
警視庁新宿署は3日、JR新宿駅で2日夜に電車と接触して死亡した男性の身元を会社役員石井宏幸さん(47)=東京都豊島区=と確認したと明らかにした。同署などによると、石井さんは全盲で、ブラインドサッカーの元日本代表選手。視覚障害者のホーム転落事故を防ぐ啓発活動にも携わっていた。 事故は2日午後7時15分ごろに発生。石井さんは白杖を持ちホームにいたが、山手線の外回り電車が入線する直前、自ら線路に下りる姿が目撃されているといい、新宿署が経緯を調べている。 石井さんは、イベント企画運営会社の代表取締役で、街中での視覚障害者のサポート方法などをホームページで紹介していた。過去には日本ブラインドサッカー協会の副理事長として競技の普及にも尽力した。 1日には東京都葛飾区の京成立石駅で、白杖を持った視覚障害のある女性が線路に転落して電車に接触し死亡する事故があったばかりだった。
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