大阪府の吉村洋文知事は17日に出演した民放番組で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い大阪市の一部飲食店に出している時短営業や休業の要請について、感染者が減り始めても予定通り29日に終了できるかどうか「判断は難しい」と述べた。十分に抑えられていない場合は延長する可能性に含みを持たせた。府は17日、351人が感染、12人が死亡したと発表した。
吉村氏は、新規陽性者が減少すれば重症者も約2週間後に減ってくる傾向にあるとした上で「飲食店を営業している人にとっては死活問題。陽性者が減少傾向の場合、重症者がその時点で多くても(要請を)終了すべきだとの判断はある。ただ、仮に終了しても(対策を)一気に緩めるのではなく、専門家の意見を聞いてよく考えたい」と述べた。
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17日に大阪府が発表した新たな重症者は13人で、治療中の重症者は16日と同じ157人。陽性率は7・2%、新規感染者のうち56%に当たる198人が経路不明だった。府内での感染確認は2万6167人、死者は454人になった。