今季最強の寒気による大雪で、新潟、群馬県境付近の関越自動車道では17日午後も多数の車の立ち往生が続いた。新潟県警は同日夕、計1100台が動けなくなっているのを確認した。東日本高速道路が除雪作業を進め、復旧を急ぐ。
現場では、警察官が立ち往生している車をUターンさせたり、反対車線に誘導したりして、高速道路から降ろした。新潟県の災害派遣要請を受けた自衛隊員が17日夜、現地に到着し活動を始めた。
菅義偉首相は17日に開かれた大雪に関する関係閣僚会議で、関係機関と緊密に連携するよう指示した。新潟県は、現場のある南魚沼市と湯沢町に災害救助法を適用した。ドライバーらの救助費用などを国と県が負担する。
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東日本高速道路によると、上り線は南魚沼市の塩沢石打インターチェンジ(IC)付近から、下り線は湯沢町の湯沢IC付近から、車が動けなくなった。立ち往生区間は一時、上り線で15キロ、下り線で16・5キロに及んだ。
県警高速隊によると、17日午後4時時点で立ち往生していた車は、上り線で約750台、下り線で約350台。