元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が19日、カンテレ「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)に出演。菅義偉首相が観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止を表明した14日夜に、東京都内のステーキ店で自民党の二階俊博幹事長らと8人ほどで会食していたことに苦言を呈した。
番組では“ステーキ忘年会騒動”としてこの話題を取り上げ、騒動に「怒り心頭の人物」として橋下氏の「ホント勘弁してよ!あんたらのためにみんな我慢してんだよ!」というコメントを紹介した。
生出演した同氏は「自粛とかそういうのは重症ベッド数を確保するために、感染者数を増やさないってことでしょう? 重症者はほとんどがデータを見る限り高齢者ですよ」と前置きした上で「『日本社会は高齢者・ハイリスク者を守るためにみんなで我慢しましょう』と言っている中で、今回のメンバーはハイリスク者のかたまりじゃないですか、年齢的にね」と指摘。「法律作るそういう人たちがこういうことをやってて、それでも飲食店は我慢しなきゃいけないんですから」と首をひねった。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
さらに、野党側の猛反発を受けて西村康稔経済再生担当相らが「(会食は)一律に5人以上はダメと申し上げているわけではございません」などと“火消し”に走ったことに「加藤(官房長官)さん、西村さんの発言が本当に気に食わなくて」とピシャリ。「『総理は別ですよ』っていう発言もありだと思うんですよ。政治家って人と会うのが仕事だから。ヒアリングなんですと。誰と会っていたとかツッコまれるけど、総理が人と会わなくなるってのも違うと思うんですよ。だから『総理は別ですよ。ただ人数も限るし、こういう人と会いますよ』って言えばいい」と私見を述べ「『強制とは言ってない』とか、それ言ったら(飲食店等の)営業の自粛だって強制じゃないんだから。『ダメなものはダメ』って言うか『総理は別格』と言い切るか、はっきり言ってほしかった」と閣僚らの“言い訳”を一刀両断した。