国交相、外環道工事で道路陥没「遺憾」

　赤羽一嘉国土交通相は２１日の記者会見で、東日本高速道路が東京外郭環状道路（外環道）トンネル工事と、東京都調布市で起きた道路陥没との因果関係を認めたことについて「住民に被害を与え、誠に遺憾だ」と述べた。東日本高速は陥没による住宅損傷を補償する方針を示しており「会社として誠意を持って適切に対応する」とした。
　外環道工事は「大深度地下」と呼ばれる地下深くで行われていた。リニア中央新幹線などでも同様の手法を使っているが、赤羽氏は今後の影響について「工事が陥没要因となったメカニズムの特定に至ってない」と言及を避けた。

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　調布市の陥没は１０月に確認。東日本高速は今月１８日、トンネル工事との「因果関係を認めざるを得ない」との見解を表明していた。