2020年の大みそか、嵐が伝説になった。
この日、午後8時から東京ドームで“ラスト生配信ライブ”を行い、ラスト紅白に出演し、21年にわたるグループ活動を休止。いつしか国民的グループと呼ばれるようになり、ファンとともに前進し続けた5人は、初めてその歩を止めた。
彼らが残した輝かしい功績、記憶を上回るアイドルグループは、もう現れないかもしれない。
大野智(40)、櫻井翔(38)、相葉雅紀(38)、二宮和也(37)、松本潤(37)は泣きながら感謝した。
列島は5つの嵐の再来を待ちわびる2021年を迎えた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
しかし、「さよなら」は言わない。
また笑顔で集うその日まで、「ありがとう、嵐」。
ファンから届いた感謝のメッセージが、東京ドームの天井に“無数の星”となって5人に降り注ぐ。嵐が21年間の感謝を込めた生配信ライブの会場は、みんなからの恩返しの気持ちで包まれた。
演出担当の松本による最高のサプライズだった。
午後8時の開演から約1時間半後、紅白歌合戦出演中のタイミングで視聴者から配信画面上で嵐へのメッセージを募集。「嵐は日本の宝です」「いつまでも待ってる」などと集まった声は終盤の「感謝カンゲキ雨嵐」歌唱時、ドームの天井に次々と映し出された。
何も知らされていなかった大野、櫻井、相葉、二宮はこみ上げる感情を抑えきれず、涙目に。“感謝の星座”の下で、5人は思いの丈を24分間にわたり吐露した。
櫻井は「明日から僕らは嵐に似た“何か”。いつかまた『僕たちが嵐です』と言いたい」と宣言。来年から活動内容が白紙のリーダー大野は「明日から自分のことを考えたい。またね!」と“再会”を夢見た。
二宮は「もう一つだけわがままを」と切り出し、「まだまだ(メンバーに)突っ込みたかった。それが本音」と吐露。相葉は過去にメンバー4人に「トップになろうね」と手紙を書いたことを明かし、涙ながらに「人としてトップの4人と21年やれたのは僕の宝もの。心から嵐でよかった」と感謝した。
松本はファンをはじめ全ての人に向け、「嵐に夢を乗せてくれてありがとう。夢の続きをまたできたら」と人目をはばからず涙を流した。
【続きを読む】