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11都府県に緊急事態宣言が発令されるなど新型コロナウイルスが猛威を振るう中、昨年12月に感染したロックバンド、T-BOLANのボーカル、森友嵐士(55)が14日、体験者の思いを本紙に告白。無症状で陽性となり、「みんなの意識改革が必要」と想像以上に身近に迫る危険を訴えた。政府や自治体が飲食店に営業時間短縮などを要請する中、「医療回復の時間稼ぎにしかならない」と語り、「会食スタイルの改善」など3つの対策を提言した。
硬派なロッカーは、神妙な表情で新型コロナの“恐怖”を吐露した。
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「発熱もなく体の不調もなかった。とても信じられなかった」と昨年12月4日に陽性が判明したときの心境を振り返った森友。イベントに出演するため、自宅で行う検査キットと医療機関でのPCR検査を受けた結果、まさかの陽性が2度確認された。
その後は東京都内にある自身のスタジオで隔離生活へ。「保健所から突然、携帯に陽性の連絡がきました。体調の確認と看護師が常駐しているホテルに入るか聞かれ、急変したときの電話番号を教えられました」と一変した状況を説明しつつ、「隔離中は玄関への“置き配”で生活して、ウーバーイーツとアマゾンに助けられた」と不便だった生活を明かした。
元々、感染予防策を徹底していたため、「食事のときに陽性者がいてもらったとしか思えない」と語り、感染の2週間前から会った全ての人に確認したと告白。全員無事だったが、「1人もPCR検査をしていなかったし、僕も無症状でした。家族や友達とか信頼関係がある人間同士だと警戒せずにマスクを外して食事をするので、おそらく気づかずに感染している人が山のようにいる」と実感したという。
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