南米最大規模を誇るブラジル・リオデジャネイロのカーニバルについて、リオのパエス市長は21日、今年の開催を中止すると表明した。新型コロナウイルスの影響で当初は2月予定だった開催を7月に延期したが、感染状況などから実施は「不可能」と判断した。写真共有アプリ、インスタグラムで明らかにした。
カーニバルの参加団体は新型コロナのワクチンを接種できるようになっていることを開催条件としていたが、パエス氏はブラジルで感染拡大の第2波が起きていることや、ワクチン接種が進んでいない状況を踏まえ、開催できる状況にないと指摘。2022年には「きっと実施できるだろう」と呼び掛けた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
サンバのトップチームの一つ、ビライサベルのモイセス・カルバリョ監督は共同通信に対し「約3千人が準備に関わっている。(中止の)インパクトは大きい」とショックを隠さなかった。
リオのカーニバルは例年、数日間の日程で行われ、トップチームのパレードが2晩にわたり徹夜で繰り広げられる。昨年2月の期間中は過去最多の約200万人が訪れた。(共同)