東京都は31日、新型コロナウイルスの感染者が新たに633人報告されたと発表した。1月は計3万9664人となり、月ごとでは昨年12月の1万9245人の2倍超となり最多。累計は9万9841人で、10万人に迫っている。60代から80代の男女3人の死亡も確認され、死者の累計は886人となった。
1月の都内は当初、1日当たりの感染者数がほぼ4桁で推移。首都圏を対象に緊急事態宣言が発令された7日には過去最多の2447人に上った。直近7日間の平均は11日時点で1812・7人に達したが、以後は減少に転じて3桁に下がり、31日時点では850・1人となっている。
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都の担当者は「年末年始に大きく増えた中で宣言が出され、以後は効果が表れているのではないか」と分析。「さらに減らすためには今まで以上に接触機会削減などの対策に協力してほしい」と呼び掛けた。
都によると、前日から入院患者は9人増の2891人となり、うち重症者は1人減の140人。新規感染者では65歳以上が3割近くの185人に上り、病院や高齢者施設などでの感染が目立った。経路が不明なのは半数以下の291人だった。