お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣(40)が吉本興業を電撃退社してから一夜明けた31日、西野がボイスメディアなどで経緯や心境を明かした。退社の理由には活動内容とマネジメントの仕組みの不一致を挙げ、「もめ事は一切ございません」と円満を改めて強調。マネジャーとのLINEを公開したことについては反省した。一方、先輩の松本人志(57)は出演番組で、「『円満』がこんな急に辞めるわけがない」と疑問視していた。
「衝突があったわけでもなくて、むしろ吉本興業にメチャクチャ理解してもらったという形」
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吉本をSNSで批判してから3日で退社した西野はこの日朝、ボイスメディア「Voicy」に10分間の音声を投稿。円満であることを伝えた。
事務所を去る理由に挙げたのは、吉本との“ミスマッチ”。現在は絵本や映画製作が活動の中心になっていることに触れ、それらの仕事が実現までに4年掛かるが、マネジャーは1年で交代するため、「活動と吉本のマネジメントの仕組みがマッチしなくなってきていた」と説明。古巣には「外側から恩返ししていけたら」と感謝した。
退社の発端となったのが、西野が27日につぶやいたツイッターだった。自身が原作などを手掛けるアニメ映画「えんとつ町のプペル」の宣伝をめぐるマネジャーの対応に怒り、LINEのやりとりをさらした上で「会社ごとガン詰めしました」などと糾弾していた。
映画関係者によると、LINE画像にはマネジャーの名前も出ており、この行為を吉本側は問題視したという。また、両者の話し合いでは、西野が同作の“海外進出”の際に製作する吉本の名前を外す意向を示していたという情報もある。西野はLINE画像の公開について「出すべきではなかった」と反省。コンビは解散せず、相方の梶原雄太(40)は吉本に残ることも明かした。
独立初日となったこの日は、大阪市内で行われた映画の鑑賞会に出席。上映後には報道陣に対応し、「吉本が好き。不満があって辞めているわけじゃない」と“吉本愛”を訴えていた。
午後10時にはYouTubeチャンネル「毎週キングコング」を更新し、前日夜に相方と収録した動画を公開。西野の退社後初めてコンビで登場した2人は、今後の活動や同番組については吉本と話し合うとし、梶原は「ワクワクしてんねん。新しい形やなと」と胸を躍らせている様子。劇場に立つことが実現した際、ゲスト扱いになる可能性がある西野は「ギャラはいらん。梶原雄太の『隣にいる人』でええ」と希望していた。