女優の広瀬すず(22)の目に留まり、同じ事務所に所属することになった若手俳優の鈴鹿央士(21)が、市川海老蔵主演の十三代目市川團十郎白猿襲名記念特別企画「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」(3月26日後9・0、フジテレビ系)に出演する。
物語は、信長(海老蔵)を一躍戦国時代の主役に押し上げた伝説の一戦“桶狭間の戦い”を描く時代劇。今川義元に三上博史、信長の正室・濃姫に広瀬、柴田勝家に松田龍平、信長の生母・土田御前に黒木瞳、斎藤道三に佐藤浩市ら豪華キャストが集う。
鈴鹿が演じるのは、三河の城主・松平元康(後の徳川家康)。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の非情と思える信長を思い出し、その存在を強く意識する。
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「まさか僕が…天下統一を果たす歴史上の有名な人物を演じることは心躍るものがあった」と鈴鹿は興奮を隠しきれない。「頭の中に情報をきちんと入れておこう」と撮影前には家康について調べ尽くしたという。「歩き方やしぐさで元康という人物を出さなければいけない場面があったので現場で監督、スタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら撮影した」とも。
映画「先生!、、、好きになってもいいですか?(2016年)」にエキストラで参加している時、主演を務めていた広瀬から“スカウト”され、2年後に同じ事務所へ。芸名も“すず”にちなんだ。
また「MEN’S NON-NO」の専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、19年にはデビュー作となる映画「蜂蜜と遠雷」で各映画賞の新人賞を多く受賞。現在は人気漫画「ホリミヤ」を実写化した映画とドラマで主演の宮村伊澄(いずみ)を演じており、人気急上昇中の次世代俳優である。
同局の高井一郎プロデューサーは「最初にお会いした時、戦国武将には少し線が細いかな?と心配したが、甲冑姿で現場に現れた時は押しも押されもせぬ立派な侍大将になりきっていて感服した」と語った。