教諭いじめ、周囲黙認か「加害者はリーダー的存在で言い出しづらかった」

教諭いじめ、周囲黙認か「加害者はリーダー的存在で言い出しづらかった」
 神戸市立東須磨小の教諭4人が同僚の教員4人をいじめていた問題で、昨年の段階で周囲の複数の教職員が職員室での暴言などを見聞きしていたのに管理職に報告していなかったことが9日、市教育委員会への取材で分かった。「加害者はリーダー的存在で言い出しづらかった」と説明しているという。 問題を受け、市教委は市立小中学校と幼稚園の計約300校で、教職員間の暴力や嫌がらせに関する緊急アンケートを実施する。 市教委によると、20代男性教諭に対する暴言や暴行は昨年から始まった。ただ、見かねた同僚が教頭に報告したのは今年6月だった。その間に、他の20代教員3人も暴言やセクハラの被害を受けていた。 加害者の4人は30代男性3人と40代女性1人。いずれも学校運営の中心的存在で、子どものいじめ防止の取り組みにも関わっていた。 市教委は加害者や校長らの処分を検討するとともに、有識者を交えて問題を検証して再発防止を図るとしている。
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