北朝鮮国営メディアは17日までに、金正恩朝鮮労働党総書記が「国家の代表」として務める国務委員長の「委員長」の英語表記を「chairman」から「president(大統領)」に変更した。中国やキューバなど社会主義国を含め、多くの国家元首の通例に合わせたとみられる。
建国の父である祖父、故金日成主席も英語表記はpresidentで、対外的な権威付けを図る狙いもありそうだ。
朝鮮労働党は1月の党大会で党委員長制を廃止して書記局制に戻し、金正恩氏は父の故金正日氏と同じ党総書記に就任した。国家トップとしての肩書も国務委員長から主席に変更し、対外的に大統領を名乗るのではないかとの観測も出ていた。国務委員長制には手を加えず、英語表記だけ変更した形だ。(共同)
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